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CentOS 5ホストのXenゲストOSとしてScientific Linux 6をインストール

そろそろRHEL 6/CentOS 6の調査をしておきたい、と思っていたのですが、CentOS 6はなかなかリリースされないので、同じくRedHatクローンのScientific Linux 6(以下、SL6)を使用することにしました。

適当なサーバが手元になかったので、XenのゲストOSとして、virt-installコマンドを使用してインストールします。
ホストOSはCentOS 5です。
その際にハマったことがあったので、ここに記載しておきます。

・ホストOSのxenのバージョン
ホストOSのバージョンはCentOS 5.2、xenは3.0.3-41だったのですが、virt-installコマンドを実行すると、下記のようなエラーとなりました。

...
[2011-05-11 17:22:43 xend 3190] ERROR (SrvBase:88)
Request create failed.
Traceback (most recent call last):
File "/usr/lib/python2.4/site-packages/xen/web/SrvBase.py",
line 85, in perform return op_method(op, req)
File "/usr/lib/python2.4/site-packages/xen/xend/server
/SrvDomainDir.py", line82, in op_create
raise XendError("Error creating domain: " + str(ex))
XendError: Error creating domain: (2, 'Invalid kernel',
'xc_dom_find_loader: no loader found\n')

調べたところ、比較的新しいOSのLinuxカーネルイメージ(2.6.30以降?vmlinux - Wikipediaより)は、gzip圧縮ではなくbzip2による圧縮を使用したbzImageという新しい形式になったそうです。
それで、xenがbzImage形式に対応していないので、カーネルイメージをロードできなくてエラーとなったようです。

(参考)
http://old.nabble.com/rawhide-domU-on-RHEL5.2-dom0--td19828250.html
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=457199

xenのみアップデートすれば解決したのかもしれませんが、せっかくなので、ホストOSのカーネルを含めた全アップデートを実施し、CentOS 5.6、xen-3.0.3-120としたところ、'no loader found'のエラーは出なくなりました。

・インストール時のゲストOSへのメモリ割り当て
ゲストOSのメモリ割り当ては最小限にしたかったので、virt-install時の引数で --ram=128 のように128MBを指定しました。
すると、SL6のCUIインストーラが起動したのち、
'You do not have enough RAM to install Scientific Linux on this machine.'
というメッセージが出て終了してしまいます。
256MBにしても同様のエラーとなり、結局、384MB割り当てると、無事インストールを完了できました。

virt-installコマンドの引数は下記のような感じです。

# virt-install \
--paravirt \
--uuid=0e20a1b5-f72b-4dbd-a7b6-3886b713ff24 \
--name=sl6server \
--vcpus=1 \
--ram=384 \
--mac=00:16:3e:59:1f:01 \
--file=/var/lib/xen/images/sl6server.img \
--file-size=10 \
--location=http://ftp.riken.jp/Linux/scientific/6.0/i386/os/ \
--nographics

インストールが終了すれば、その後SL6へのメモリ割り当てを128MBに減らしても、OSは問題なく起動します。
ホストOS側で、XenゲストOSのconfigファイル
/etc/xen/sl6server を編集し、memory = 128 を指定します。

なお、SL6はCUIインストールだと、こちらではほとんど指定できず、下記のようになります。


  • パーティションは /boot が485MB、/ はLVMで残り全部、SWAPもLVMで768MBとなる。(指定したディスクサイズによるのかもしれませんが。)
  • パッケージは最小構成。
  • SELinuxは有効。

これが気に入らなければ、virt-managerを使うなりしてGUIインストールするとよいでしょう。

ファイルシステム、cronなど、RHEL 5からRHEL 6への変更点がいくつかあるようです。
これからいろいろ触ってみます。

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