[web2.0] 「常連」について考える。
webさらに、人工知能も仮想社会の存在のひとつだろう。現在でもオンラインブックストアのアマゾンで本を買うと、こちらから尋ねたわけではないのに、「この本を購入した方は、大体こちらの本にも興味があるようです」とか、「あなたが興味を示しそうな本が出版されました」というメールが来る。見ると、本当にほしい本だったりする。どうしてわかったんだろう、と不思議になるが、こういったシステムもまさに人工知能化のひとつだ。これは先に説明した、メタデータ、セマンティックWeb、推論エンジンなどの機能で、呼び方は様々であるが、Google も力を入れてやっている。これこそがWeb2.0の真髄だ。「mixi と2ちゃんねるに見る、未来の Web2.0 的仮想社会」の上記の文章を読んでなるほどなぁ、と思いながらも、違和感を感じたり。 たしかに、amazonオススメの本はピタリとはまったりするんだけど、ただ便利なだけだよなぁと思い、じゃあ、ひるがえってリアルな世界での「常連」ってのは便利なだけじゃなくて何があるのよ?と思い、さらに、でもそれってWebでもできんじゃねーの?と思ったので、本当にそうなのかいろいろ考えてみることにした。
「常連」の定義とかメリットってどんなものがあるんだろう?とりあえず思いつくままに挙げてみよう。
・自分がそのお店を気に入る ・・・ 大前提
・店の人が自分を認知してくれる ・・・ これも基本
・自分の好みなどを理解した、かゆいところに手が届くサービス ・・・ やっぱりこれがうれしい。
・常連だけのスペシャルメニュー ・・・ これがあるとなんか得した感と特別感があってうれしい。
・常連ネットワーク ・・・ 好みが似ているつながりで情報共有。たまにウザイ。
・カリスマ常連 ・・・ この人のいうことは間違いないぞという信頼感
と、ここまで考えて、まさにWeb2.0的なアプローチで考えると上記のようなサービスはすべてできそうだよな。(あるいはもうできてる?)と思ったり。
ユーザの過去の行動履歴から趣味・志向の傾向を推測してサービスの内容を変えるってのは、amazonのオススメとかGoogleのパーソラナイズド機能がすでにあるし、これからもっとスゴクなるだろうし。
常連ネットワークはWikipedia的な集合知や、amazonのレビューランキングなんかまさにソレだよな。レビューワランクの高い人はカリスマ常連か。閉じたネットワークを作りたければ、SNSをうまく活用すればいいじゃんね。
うーむ、でも、なんか、うれしくない。便利だし、楽しいんだけど、幸せじゃない。
なぜか?
何かもっと大事なこと、本質的なことを忘れている気がする。
例えば、リアルな世界でも次のようなお店はうれしくない。
「そのお店では、担当者は日替わりのため、リピータな顧客でも顔を覚えられることは少ない。が、顧客情報をデータベース化しているため、QRコードの入った会員証から会員登録時に入力した趣味・志向や過去の購買履歴を参照できる。このため、初めての担当者でも顧客の好みを考慮したサービスが可能」
なんか全然うれしくないですよね?データ読み込んでいるだけじゃん。そんなのわかって当然じゃん。
それよりも、一度来たお客さんの顔は必ず覚えていてくれるような店員さんのお店の方が覚えていて『くれた』感があってうれしい。
常連のうれしいところは何でしょう?
「自分の気に入った店(人)が自分のために自分好みのサービスをしてくれる」
これをもっと極論にもっていくと
「自分の好きな人が自分を大事にしてくれる。」
OH!コレコレ。人と人との心のふれあい、一言でいうと愛、カタカナにするとラヴ。唇かんでウにテンテン。ここがやっぱりうれしいポイントじゃないだろうか。
AmazonやGoogleがどんなにきめ細かいサービスをしてくれてもそこに愛がなければうれしくないぞ。
ということで、やっぱり「常連」はリアルな世界じゃないと難しいに一票。
あ、でも、この前テレビで「ネットでのバーチャル恋愛にハマる女性達」みたいな特集があったなぁ。。。

