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2006年06月02日

[web2.0] 「常連」について考える。

web
さらに、人工知能も仮想社会の存在のひとつだろう。現在でもオンラインブックストアのアマゾンで本を買うと、こちらから尋ねたわけではないのに、「この本を購入した方は、大体こちらの本にも興味があるようです」とか、「あなたが興味を示しそうな本が出版されました」というメールが来る。見ると、本当にほしい本だったりする。どうしてわかったんだろう、と不思議になるが、こういったシステムもまさに人工知能化のひとつだ。これは先に説明した、メタデータ、セマンティックWeb、推論エンジンなどの機能で、呼び方は様々であるが、Google も力を入れてやっている。これこそがWeb2.0の真髄だ。
mixi と2ちゃんねるに見る、未来の Web2.0 的仮想社会」の上記の文章を読んでなるほどなぁ、と思いながらも、違和感を感じたり。 たしかに、amazonオススメの本はピタリとはまったりするんだけど、ただ便利なだけだよなぁと思い、じゃあ、ひるがえってリアルな世界での「常連」ってのは便利なだけじゃなくて何があるのよ?と思い、さらに、でもそれってWebでもできんじゃねーの?と思ったので、本当にそうなのかいろいろ考えてみることにした。

「常連」の定義とかメリットってどんなものがあるんだろう?とりあえず思いつくままに挙げてみよう。
・自分がそのお店を気に入る ・・・ 大前提
・店の人が自分を認知してくれる ・・・ これも基本
・自分の好みなどを理解した、かゆいところに手が届くサービス ・・・ やっぱりこれがうれしい。
・常連だけのスペシャルメニュー ・・・ これがあるとなんか得した感と特別感があってうれしい。
・常連ネットワーク ・・・ 好みが似ているつながりで情報共有。たまにウザイ。
・カリスマ常連 ・・・ この人のいうことは間違いないぞという信頼感
と、ここまで考えて、まさにWeb2.0的なアプローチで考えると上記のようなサービスはすべてできそうだよな。(あるいはもうできてる?)と思ったり。
ユーザの過去の行動履歴から趣味・志向の傾向を推測してサービスの内容を変えるってのは、amazonのオススメとかGoogleのパーソラナイズド機能がすでにあるし、これからもっとスゴクなるだろうし。
常連ネットワークはWikipedia的な集合知や、amazonのレビューランキングなんかまさにソレだよな。レビューワランクの高い人はカリスマ常連か。閉じたネットワークを作りたければ、SNSをうまく活用すればいいじゃんね。

うーむ、でも、なんか、うれしくない。便利だし、楽しいんだけど、幸せじゃない。
なぜか?
何かもっと大事なこと、本質的なことを忘れている気がする。
例えば、リアルな世界でも次のようなお店はうれしくない。
「そのお店では、担当者は日替わりのため、リピータな顧客でも顔を覚えられることは少ない。が、顧客情報をデータベース化しているため、QRコードの入った会員証から会員登録時に入力した趣味・志向や過去の購買履歴を参照できる。このため、初めての担当者でも顧客の好みを考慮したサービスが可能」
なんか全然うれしくないですよね?データ読み込んでいるだけじゃん。そんなのわかって当然じゃん。
それよりも、一度来たお客さんの顔は必ず覚えていてくれるような店員さんのお店の方が覚えていて『くれた』感があってうれしい。

常連のうれしいところは何でしょう?
「自分の気に入った店(人)が自分のために自分好みのサービスをしてくれる」
これをもっと極論にもっていくと
「自分の好きな人が自分を大事にしてくれる。」
OH!コレコレ。人と人との心のふれあい、一言でいうと愛、カタカナにするとラヴ。唇かんでウにテンテン。ここがやっぱりうれしいポイントじゃないだろうか。
AmazonやGoogleがどんなにきめ細かいサービスをしてくれてもそこに愛がなければうれしくないぞ。

ということで、やっぱり「常連」はリアルな世界じゃないと難しいに一票。

あ、でも、この前テレビで「ネットでのバーチャル恋愛にハマる女性達」みたいな特集があったなぁ。。。

2006年06月14日

[食とか酒とか] 梅酒作りました。

レシピ

さい果ての地・北海道にもようやく先週あたりから青梅が店に並び始めました。
どうにも、東京首都圏よりも1〜2週間くらい出回るのが遅い感じですね。まさか青梅の運搬の輸送リードタイムが東京と北海道で2週間も違うわけはないのですが、どうして北海道は流通が遅いんでしょう?全体の供給量と流通する地域にはなんらかの因果関係があるんでしょうか。もしその辺りに詳しい方がいらっしゃいましたら、コメントなりトラックバックなりで教えてください。

さて、話を戻すと、ようやく青梅が出回り始めたので、早速梅酒を作ることにしました。ここ数年、毎年梅酒を作っているのですが、こういう手作りな食品を作るのはやっぱり楽しい。
青梅を水でガシガシ洗って、竹串などでひとつひとつ”へた”を取る。本当は水にさらしてかつ陰干しなんかが必要なのでしょうが、多忙なサラリーマンにはそんな時間の余裕はないので、水洗いした青梅をふきんで丁寧にひとつひとつ吹いてあげて水気を切ります。瓶に梅、氷砂糖、ホワイトリカーを「いい感じの割合」で入れる。最後に今日の日付をガムテープで瓶に貼りつけて終了。かなり簡単です。
dscf0005.jpg
3ヶ月ほどでできあがるので、今漬けるとちょうどお盆からお彼岸にかけての残暑の季節にさわやかな梅酒を愉しめます。お酒の好きな方でまだ梅酒作りにチャレンジしたことのない方がいらっしゃいましたら、今年こそ是非チャレンジしてはいかがでしょうか。

ちなみに、梅酒や梅シロップなどを作ったことのある人はご存知だと思うのですが、青梅はとてもフルーティでジューシーかつさわやかな香りがして気持ちいいです。ふだん、梅=梅干し→つまり酸っぱい、というイメージがありますが、なかなかどうして、果実の時の梅はあまくてかわいらしい香りがするんです。こういう発見も梅酒作りの愉しいところですね。

最後に梅酒の「いい感じの割合」についてですが、よく本なり店頭のチラシなどで目にするのは「梅1〜1.2kg、氷砂糖500〜600g、ホワイトリカー1.8l」という割合ですが、これだと僕にはちょっと甘いので、気持ち氷砂糖を少なくします。どれくらい少なくするかはお好みで。自分流の「いい感じ」を見つけてください。それもまた楽しみの一つですぞ。

2006年06月15日

[おぼえがき] なんちゃって画面作成の覚え書きその1

JavaScript スタイルシート

システムを作るときに、やっぱり気になるのは画面。
見た目や使い勝手を完成する前に確認しておきたいですよね。使う方も作る方も。
しかしながら、事前の確認では
「これからこんな感じで作りますね」という予定の時点、つまり何も作っていない時点で見てもらうわけで
当然ホントに動くものは見せられません。
とは言えども、
・エクセルやワードで書いたマンガよりは、ブラウザで確認できた方がよい。
 ⇒ その方が完成イメージに近いから
・何も動かないよりは動いた方がよい。
 ⇒ 見た目だけじゃなく、操作感も確認したいから
と、本物に近い状態のサンプル画面を作る必要があります。

そんなわけで、それっぽく動くサンプル画面を作ることがちょくちょくあるのですが、
(これを僕は「なんちゃって画面」と呼んでます)
いかんせん記憶力がないので
「あれ?これ、どうやるんだっけ?」
と毎回忘れてしまい、昔の資料を引っ張りだしたり、人に聞いたりしてます。
というのも非常に効率が悪いので備忘録はここに残しておくことにしました。

ようやく本題。なんちゃって画面の作り方その1.
JavaScriptとStyleSheetとDHTMLを使えばそれっぽく動きます。
今回のポイントは3つ。
 1.タグにid属性を設定して、document.getElementById()メソッドでタグ要素をオブジェクトとして取得する
 2.表示させたくないものはstyle属性にdisplay:noneを指定して隠す。
 3.表示内容の切り替えはobject.innerHTMLの内容の変更で実現する。

⇒ サンプルはコチラ

サンプルの解説
まずは、値を変更したい箇所やそのために(計算などで)値を取得しなければいけない箇所について、id属性で名前をつけていきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
実際に値を変えたい部分のHTMLの記述
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<td>
<!-- ポイント1.値を参照したいタグ要素にはidで名前をつけておく。 -->
<select id="select_0" name="select_0" onChange="selectNum(0);">
<option value="z" selected>-- 選択してください。 --</option>
<option value="a">⇒1と表示される。</option>
<option value="b">⇒2と表示される。</option>
<option value="c">⇒3と表示される。</option>
</select>
</td>
<td>
<!-- ポイント1.値を参照したいタグ要素にはidで名前をつけておく。 -->
<div id="select_a_0" class="hid">1</div>
<div id="select_b_0" class="hid">2</div>
<div id="select_c_0" class="hid">3</div>
<!-- ポイント1.値を変更したいタグ要素にはidで名前をつけておく。 -->
<div id="select_val_0" style="display:block;"></div>
</td>


ちなみに、どうにも表示はしたくないのだが、計算や値の切り替えのために隠し項目を持ちたい場合は、style属性にdisplay:noneを与えれば見えなくなります。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
隠し項目のスタイルシートの記述
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
.hid {
border-color: #808080;
border-style: solid;
border-width: 2px;
background-color: #CCCCCC;
margin:2px;
// ポイント2.隠したい項目はdisplay:noneを設定する。
display:none;
}


実際に値を変更するのはJavaScriptによって行います。idを指定してオブジェクトを取得して、innerHTMLで値の参照や設定をしています。今回はdiv要素の値を変更していますが、タグの定義的にはspanの方がいいかもしれません。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
値を変更するJavaScript
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<script type="text/javascript">
<!--
function selectNum(idx) {
// 引数idxでテーブルの行数が指定されます。
//ポイント1.id指定でイベント発生元の選択ボックスを取得
var selectbox = document.getElementById("select_"+idx);
// その選択された値を取得
var opt_val = selectbox.options[selectbox.selectedIndex].value

// ポイント1.値を参照するdiv要素をid指定で取得
var select_a = document.getElementById("select_a_"+idx);
var select_b = document.getElementById("select_b_"+idx);
var select_c = document.getElementById("select_c_"+idx);

// ポイント1.値を設定するためのdiv要素の取得
var select_val = document.getElementById("select_val_"+idx);


if(opt_val == "a") {
// 選択されたのが"a"だったら
// "a"の値をselect_Valに表示する。
//ポイント3.値の変更はinnerHTMLの変更にて実現する。
select_val.innerHTML = select_a.innerHTML;

} else if(opt_val == "b") {
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
後略
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


こんな感じでそれっぽく動いているように見えるのではないでしょうか。
なんか、文章にすると、全然たいしたことやってないですな。これくらいちゃんと覚えておけ>自分。

おまけ
サンプルの合計の計算ではこんな原始的なことをやってます。
つまり、テーブルの行毎の要素に連番を振っておいて、ループしてぎゅんぎゅんまわしながらid指定でオブジェクトを取得する。id_0、id_1、id_2・・・・。すると、テーブルの行数を超えたところでid指定で取得できるオブジェクトがなくなってしまうので、それをループの終了条件にする。んー、原始的。もっとスマートにやりたい。


function sumVal() {
// 合計を計算する。
var sum = 0;
for(idx = 0; ; idx++) {
//ループしてテーブル毎のselect_valなdiv要素を取得する。
var o = document.getElementById("select_val_"+idx);

if(o == null) {
// id指定で要素が見つからなかった場合には
// 最後まで走査したことなので、breakする。
break;
}

2006年06月16日

[北海道] 西武 ニセコ撤退!

スキー 北海道

昨日のニュースなのですが、個人的に結構インパクトがあるなぁ、と思ったのでblogに書いておきます。

道新からの引用

西武ホールディングス(HD)の事業子会社、プリンスホテルの大野俊幸会長は十五日午前、知事公館で高橋はるみ知事と会談し、同社が所有・運営する道内のホテル・レジャー施設二十四カ所について、先に明らかになったニセコ東山プリンスホテル(後志管内ニセコ町)などに加え、真駒内スキー場(札幌)、函館七飯スキー場(渡島管内七飯町)など十一施設を本年度中に売却する方針を明らかにした。
西武の道内撤退 真駒内、七飯両スキー場も 11施設、年度内に売却

そしてスポニチ。

 売却先に関しては「現時点では全く未定だ」とし、売却先が決まらない場合は地元自治体が中心となって「市民スキー場」などの形で運営を続ける方法もあるのではないかとの認識を示した。高橋知事は「それぞれが地域の大事な施設だ。プリンスの名前が消えるダメージは大きい」と指摘、スキー場の雪崩対策の実施など道としてもスムーズな売却が可能となるよう協力する考えを示した。西武ホールディングスが売却を決めた北海道内の施設は次の通り。

 【ホテル】札幌北広島プリンスホテル(北広島市)▽ニセコ東山プリンスホテル(ニセコ町)

 【ゴルフ場】札幌北広島プリンスゴルフ場(北広島市)▽ニセコ東山プリンスホテルゴルフ場(ニセコ町)▽ニセコゴルフコース(同)

 【スキー場】津別スキー場(津別町)▽糠平温泉スキー場(上士幌町)▽深川スキー場(深川市)▽真駒内スキー場(札幌市)▽ニセコ東山スキー場(ニセコ町)▽函館七飯スキー場(七飯町)。 (共同)

西武 北海道の11施設売却へ

んー、たしかにバブルがはじけてから北海道のリゾート産業は厳しい厳しいと風の噂に聞いていましたが、西武がここまで派手に一気に大幅に撤退するとは思ってませんでした。
特に糠平、ニセコ東山、七飯あたりは道内屈指のすばらしいスキー場だと思っていたので(例によってあくまで主観ですが)、一斉に撤退されるとさすがにオドロキです。
単純にウィンタースポーツが大好きな道民としてはとっても寂しい。そして、北海道で働く人間としては、この撤退が道内リゾート産業の縮小だったり雇用削減などにつながらないか心配です。
道新によると

各施設の売却先探しと交渉はこれから始めるが、同HDは施設の営業継続と従業員の雇用確保を最優先とする方針。
とのことですが、見つからなかったらどうするの?市民スキー場にする案もあり、とありますが、北海道の自治体が運営する体力があるのかも気にかかるところです。

でも、ニセコなんかはやっぱり魅力的なリゾート地だから、案外すぐに買い手がみつかったりするのでしょうか。ニセコは最近国際化、特にオージーが活躍してきているので、外資系企業が進出してきたりもするのでしょうか。しかし、北海道人としてはできれば日本の企業にがんばってもらいたいですなぁ。

ちなみにこのニュースをWebで調べてみようと、「西部 撤退」とか「西部 ニセコ」なんていうキーワードで検索すると、GoogleニュースではSTV(札幌テレビ放送)の動画ニュースが1件ヒットしただけ、Yahooニュースでは1件もヒットせず、という結果に終わりました。
結局、テクノラティでこの件について書かれているブログを検索してようやく何件かのニュースにたどり着くことができました。
地方に住む人間として、IT業界でご飯食べている人間として、微妙にいろいろ思うことがありますが、それはまた次回に。

どうして検索にひっかからなかったのかわかったので、ここに追記します。というか、訂正。
私が検索する際に「西武」ではなく、「西部」と誤って入力しておりました。
改めてGoogleニュースやYahooニュースで正しい漢字で再検索すると、しっかりニュースが検索されました。
誤解を招く表現を投稿してしまったことをここにお詫び申し上げます。
しかしながら、文中の誤植はあえて訂正しないこととします。