「web2.0」を強めに。

メイン

2006年10月03日

[web2.0] レッシグ教授の札幌市立大公開講座を聞いてきました

web レポート

ちょっと前の話ですが、札幌市立大学の公開講座「価値創造経済へのロードマップ」を聴講してきました。講師にはローレンス・レッシグ教授。通訳にデジタルガレージの伊藤穰一氏という豪華な講演。

予定が合わずに後半の1時間ほどしか聴講できませんでしたが、ユーモアを交えた説明とキーワードをたたみかけるシンプルなプレゼン資料(一瞬高橋メソッドかと思いました)とで、非常にわかりやすく興味深い講演でした。
内容としては、著作権法と現在のインターネット文化との矛盾・問題点を説明し、その解決策としてCreative Commonsの有用性を訴えるというモノ。詳細については割愛しますが、締めのお言葉が印象に残ったので覚えている限りで引用させていただきます。

インターネット上で著作物が改変・公開(リミックス)される今の潮流はもはや止めることができないだろう。リミックスを行っているのは主に子供達だが、この流れを無理に止めようとすると、子供達は地下にもぐって活動を続けるだろう。そして、自分達の行っていることが違法であることを認識しながら活動するだろう。
子供達を犯罪者にするような、地下にもぐらせるような、子供達があえて犯罪者になる道を選択するような、そんな社会にはするべきではない。
そのために、デジタル社会に適した著作権法にかかわる活動を続けていかねばならない。

2006年06月02日

[web2.0] 「常連」について考える。

web
さらに、人工知能も仮想社会の存在のひとつだろう。現在でもオンラインブックストアのアマゾンで本を買うと、こちらから尋ねたわけではないのに、「この本を購入した方は、大体こちらの本にも興味があるようです」とか、「あなたが興味を示しそうな本が出版されました」というメールが来る。見ると、本当にほしい本だったりする。どうしてわかったんだろう、と不思議になるが、こういったシステムもまさに人工知能化のひとつだ。これは先に説明した、メタデータ、セマンティックWeb、推論エンジンなどの機能で、呼び方は様々であるが、Google も力を入れてやっている。これこそがWeb2.0の真髄だ。
mixi と2ちゃんねるに見る、未来の Web2.0 的仮想社会」の上記の文章を読んでなるほどなぁ、と思いながらも、違和感を感じたり。 たしかに、amazonオススメの本はピタリとはまったりするんだけど、ただ便利なだけだよなぁと思い、じゃあ、ひるがえってリアルな世界での「常連」ってのは便利なだけじゃなくて何があるのよ?と思い、さらに、でもそれってWebでもできんじゃねーの?と思ったので、本当にそうなのかいろいろ考えてみることにした。

「常連」の定義とかメリットってどんなものがあるんだろう?とりあえず思いつくままに挙げてみよう。
・自分がそのお店を気に入る ・・・ 大前提
・店の人が自分を認知してくれる ・・・ これも基本
・自分の好みなどを理解した、かゆいところに手が届くサービス ・・・ やっぱりこれがうれしい。
・常連だけのスペシャルメニュー ・・・ これがあるとなんか得した感と特別感があってうれしい。
・常連ネットワーク ・・・ 好みが似ているつながりで情報共有。たまにウザイ。
・カリスマ常連 ・・・ この人のいうことは間違いないぞという信頼感
と、ここまで考えて、まさにWeb2.0的なアプローチで考えると上記のようなサービスはすべてできそうだよな。(あるいはもうできてる?)と思ったり。
ユーザの過去の行動履歴から趣味・志向の傾向を推測してサービスの内容を変えるってのは、amazonのオススメとかGoogleのパーソラナイズド機能がすでにあるし、これからもっとスゴクなるだろうし。
常連ネットワークはWikipedia的な集合知や、amazonのレビューランキングなんかまさにソレだよな。レビューワランクの高い人はカリスマ常連か。閉じたネットワークを作りたければ、SNSをうまく活用すればいいじゃんね。

うーむ、でも、なんか、うれしくない。便利だし、楽しいんだけど、幸せじゃない。
なぜか?
何かもっと大事なこと、本質的なことを忘れている気がする。
例えば、リアルな世界でも次のようなお店はうれしくない。
「そのお店では、担当者は日替わりのため、リピータな顧客でも顔を覚えられることは少ない。が、顧客情報をデータベース化しているため、QRコードの入った会員証から会員登録時に入力した趣味・志向や過去の購買履歴を参照できる。このため、初めての担当者でも顧客の好みを考慮したサービスが可能」
なんか全然うれしくないですよね?データ読み込んでいるだけじゃん。そんなのわかって当然じゃん。
それよりも、一度来たお客さんの顔は必ず覚えていてくれるような店員さんのお店の方が覚えていて『くれた』感があってうれしい。

常連のうれしいところは何でしょう?
「自分の気に入った店(人)が自分のために自分好みのサービスをしてくれる」
これをもっと極論にもっていくと
「自分の好きな人が自分を大事にしてくれる。」
OH!コレコレ。人と人との心のふれあい、一言でいうと愛、カタカナにするとラヴ。唇かんでウにテンテン。ここがやっぱりうれしいポイントじゃないだろうか。
AmazonやGoogleがどんなにきめ細かいサービスをしてくれてもそこに愛がなければうれしくないぞ。

ということで、やっぱり「常連」はリアルな世界じゃないと難しいに一票。

あ、でも、この前テレビで「ネットでのバーチャル恋愛にハマる女性達」みたいな特集があったなぁ。。。

2006年05月26日

[web2.0] グローバルよりローカルが面白い

web 北海道

インターネットの登場によってグローバル化が進み、世界はより狭く身近になりました。

と、ここ数年、タコになってわさび醤油で食べたくなるくらい耳にしてきました。
でも、それって幸せか?
結局GoogleとAmazonとAppleがウハウハなだけじゃねーか?市場画一化が進んだだけじゃねーか?

僕は、今年の4月にふるさとの北海道に戻ってきました。いわゆるUターンです。
駒大苫小牧の甲子園2連覇を球場で生で観てしまったり、偶然テレビでTEAM HOKKAIDOのCMを観てしまったり、そんなことで北海道ラブな気持ちが戻ってきてしまい、気がついたら会社に辞表を出してました。
でも、こんな感覚は北海道の人にしか理解できないんだろうなぁ。例えば宮崎県出身の人が同じ経験しても、「よし、僕はこれから北海道に住んでみようかな」なんて思わないですよね?同じものを見たり聞いたりしてもその人の生まれ育った環境や経験や趣味志向で結果が異なったりするわけで、その辺の特性を意識すると商売はもっと面白くなるはず。

ところで、北海道で売れているインスタント焼きそばってなんだと思いますか?多分それはUFOでもペヤングでもなく、『やきそば弁当』だと思います。ちゃんとした統計情報を調べられればよかったのですが、見つけることができなかったので200%憶測でモノを書いてます。すみません。
北海道じゃない人は名前も聞いたことのないようなこの商品が北海道ではダントツで人気なんです。最近、日清が北海道限定の新商品『やきそばできました』を発売し追随しようとしていますが、なかなかどうして、というところです。
ちなみに、実際にこの二つのインスタント焼きそばを食べ比べてみました。どちらも焼きそばに中華スープがついているので(焼きそば作った後に捨てる"あのお湯"を使ってインスタント中華スープが飲めちゃうという画期的なシステム)、焼きそば・中華スープの両方で試食。

で、結論を申し上げる。
焼きそばも中華スープも美味いのは日清・『やきそばできました』。でも、僕が好きなのは、スーパーやコンビニでおそらく手にするのは、東洋水産(マルちゃん)・『やきそば弁当』ですね。

もう、こればっかりはしょうがない。「やきそばできました」は、そばはプリプリ、具はシャキシャキ、ソースはコクがあってマイルドで、中華スープは本当に中華ダシのよく効いてとっても美味しい、よくできた焼きそばなのですが、やっぱり北海道人としては東洋水産の独特の尖った味が好きなんですね。どうにも言葉じゃ説明できないのですが、この辺の矛盾を抱えた消費者特性が面白いですよね?
ただ、日清も黙っていない。CMには「OFFICE CUE」(『水曜どうでしょう』の鈴井貴之さん(ミスター)や大泉洋さんの事務所ですね)の「TEAM NACS」のメンバーを起用して北海道ラブ感をアピールして、テレビCMでは『好きです「アレ」よりも〜』とやきそば弁当を強烈に意識しまくり。商品自体の美味しさでも感じましたが、このCM戦略を見ても業界のガリバー・日清の本気度が感じられます。
でも、日ごろインターネットを使っていてもこういう地域性ってあまり感じないんだよなぁ。
Yahooのカテゴリ検索にしても、Googleローカルにしても場所や空間と情報のマッピングはできているんだけど、こう、趣味志向や国民性みたいなものとのマッピングがイマイチだよなぁ。そういったユーザ特性をもとに、情報を垂れ流してもらえると自分好みの新しい発見があったりして嬉しいんですが。

ただ、地域特性みたいなものでくくっちゃうと、「そこの出身で今は違う場所にいる人」とか「最近その地域が気になる人」みたいな人がもれちゃうので、むしろ同じ趣味や考えを持ったコミュニティというくくりで考えた方がいいんでしょうね。地域発信で全世界に友達の輪を広げよう、みたいな。
と、ここまで考えて、それってブログのトラックバックを追っかけたりSNSのコミュニティに参加することで実現できんじゃん、と思ったり。Googleアドセンスのマッチング広告みたいな仕組みをうまくブログやSNSと組み合わせたり、会員用のサイトであれば、ユーザ情報を広告配信に利用したりすると面白そうだな。
って、たぶんすでにそういうサービスを考えているところはたくさんあるんだろうなぁ。とか。

と、話がまとまらなくなってしまったが、ようは僕は北海道ラブだぜ!ということを宣言したかっただけかも。

あわせて読みたい

あわせて読みたい

最近のスポーツ(道新)